ある日突然、大切な住まいにシロアリが現れてしまったら…と想像するのは恐ろしいですよね。
私はシロアリの被害と聞くと、家の土台がボロボロになったところをイメージしてしまいます。
体は小さくても、私たちの生活に大きな被害を与えるシロアリは、見過ごせない存在ですね。
でも定期的に駆除をしっかりしておけば、心配はいらないはずです。
今回は、シロアリ駆除は何年おきにやればいいのか、併せて駆除の方法、予防の時期について解説していきます。
どのくらいの頻度でメンテナンスをするべきか、きちんと把握しておけば、安心して暮らせますね!
シロアリ駆除はどんなもの?
シロアリの駆除には、大きく3つの種類があります。
まず土壌処理という、家の土壌に薬剤を散布する方法があります。
シロアリは地中から家に侵入してくるので、その前に土に散布しておくことで、予防することができます。
2つ目は、土ではなく家に使われている木材に薬剤を散布する、木部処理という方法です。
木材や壁に穴を開けて、そこから薬剤を注入してシロアリを駆除します。
3つ目は、家の中ですでにシロアリを発見してしまった場合の方法です。
そのようなときはベイト工法という方法をとります。
地中にベイト剤と呼ばれる薬剤入りのエサを置き、それを巣に持って帰らせることで、巣ごと駆除することが可能です。
このやり方は、市販のゴキブリ駆除の薬剤でも似たようなものがありますね。
シロアリ予防にはいつがいい?
シロアリの駆除に適している季節や時期はいつなのでしょうか?
結論からいうと、「年中を通していつでもするべき」です!
なぜかというと、シロアリには冬眠の習性や活動が弱くなる時期がありません。
つまり、年中無休でいつでも活動しているということですね。
さらにシロアリにとって、現代の断熱性が高く冬でも暖かい家は、活動するのに好都合になってしまうこともあるとか…。
私たちにとって快適な家は、シロアリにとっても快適かもしれないなんて…ちょっと皮肉ですね。
シロアリ駆除業者に電話orホームセンターに行く
いざシロアリの駆除をしようとなったとき、専門業者にお願いするか、薬剤を買って自分でおこなうこともできます。
もしシロアリを見つけてしまったら、できるだけ早急に対処することをオススメします。
ぱっと見てまだ被害が少なそうでも、床下はもうボロボロであと少し遅かったら…ということもあるそうなんですね。
疑わしい状況を発見したら、すぐさま対応に移りましょう!
業者さんに頼んだ場合、薬剤の有効期間は5年です。
なので一度駆除をしたら、それからはおよそ5年の間隔で駆除を頼むのがベスト。
費用はかかりますが、次は5年後でOKと思えば気が楽ですね。
業者の方にお願いするもう1つのメリットは、やはり確実性を高めるためですね。
シロアリというのは、ちょくちょく移動する習性がある生き物なのです。
そのためシロアリが本当に潜んでいる場所を特定するのは、素人では難しいところがあるかもしれません。
時間がない方や費用を節約したい方は、ホームセンターなどで薬剤を買って自分で駆除することも可能です。
市販の薬剤の有効期間はおよそ2年です。
2年経ったら、また駆除することを忘れずに覚えておきましょう。
駆除を自分でおこなう方は、慣れない作業なので十分気を付けてくださいね。
薬剤に皮膚が触れないよう手袋をしたり、足場の悪い所では、転倒にも注意が必要です。
またシロアリ以外の害虫が潜んでいる場合もあります。
さまざまな可能性を考え、慎重に準備をしたほうが良さそうですね。
まとめ
・シロアリ駆除には、土に薬剤を散布する土壌処理、家の木材や壁に穴を開け薬剤を注入する木部処理、エサに薬剤を仕込みそれを巣に持ち帰らせるベイト工法という種類がある。
・シロアリは冬眠することがなく、また活動を休める時期もないので、年中を通して駆除する時期はいつでもOK。
・専門業者に駆除をお願いした場合、その後5年間は薬剤が有効である。
・市販の薬剤を使い自分で駆除をおこなった場合、有効期間は2年である。
家のメンテナンスって、忙しくてつい後回しになってしまいますよね。
でもいったんシロアリを見つけてしまうと、気になってしょうがなくなるかも…。
前回の駆除はいつだったか、次はいつすれば大丈夫か記録しておき、大切なお住まいを守ってくださいね。