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夏になると羽アリが発生してきて困りますね。

1匹ならまだしも大量に出ることも…。

しかもあちらこちらに羽だけが落ちていることも…。

気持ちが悪いし掃除も大変ですよね。

どうして羽を落としていくの?自宅にあるもので簡単に駆除する方法は?

羽アリが湧かなくなるような対策法などをご紹介します。

羽アリってどんな虫?特徴は?

そもそも羽アリってどんな虫?普段外でよく見るクロアリに羽が生えているもの?などよくわからない人も多いのではないでしょうか。

家のなかでばかり見る不思議なアリですね。

そこで羽アリの生態などをご紹介します。

まず羽アリとはアリの種類に関わらず羽があるアリの総称として呼ばれています。

日本には280種以上のアリが生息していると言われており、そのなかでも日常的によく見るのが「クロオオアリ」「クロヤマアリ」「アシナガアリ」です。

羽アリは種類を問わずに「繁殖」の役目を担っているアリになります。

アリはコロニーと呼ばれる集団生活を行っており、女王アリや働きアリなど役目に応じたアリたちで共同生活をしています。

女王アリは巣が出きてくると羽アリを産み、巣の外へ飛び立たせ効率よく繁殖させます。

羽アリの発生時期は3月から梅雨明けころで、種類によって飛来のタイミングが異なります。

羽アリの多くは屋外から屋内に侵入しています。

夜間に屋内から漏れる光につられて、隙間などから屋内に侵入してくるようです。

羽を落とす羽アリにはどんなアリがいる?

羽を落とす羽アリの種類というと…ずばり、シロアリです。

シロアリの羽アリの特徴としては「4枚の羽の大きさが同一」「クロアリと違って胴体にくびれがなく寸胴」「羽を落とす」などがあります。

シロアリはクロアリと異なり、木造家屋の木材やコンクリート、プラスチックなどを食い荒らす害虫です。

この羽アリが数匹程度しか見当たらない場合は屋外から侵入してきた可能性が高く、そこで発生しているとは考えにくいです。

しかし大量に発生している場合は家屋に住み着いている可能性があるため、念入りに駆除をする必要があります。

羽アリの駆除や対策法を伝授!

羽アリが発生したときに焦って殺虫剤を吹きかけてはいけません。

忌避剤が入っているので四方八方に散ってしまい、逆に駆除が面倒になってしまいます。

シロアリは社会性があるので、数十匹取り残したら再び巣をつくられてしまう可能性が高いです。

そのため、掃除機で吸い込んでしまうのが一番安全です。

掃除機の吸い込む圧力程度で羽アリは死んでしまいますので、掃除機から這い出てくることも考えられませんので安心して掃除機で吸い込んでしまいましょう。

また、羽アリの発生場所が特定できた場合はガムテープなどで塞いでしまうと、出てこれなくなるので安心です。

このように自分でも羽アリ駆除をできるのですが、床下などに巣をつくってしまっている場合は専門業者に駆除を頼まないと、完全に元を絶つのは難しいです。

また、羽アリが浴室のタイルの隙間やキッチンの壁の隙間などから発生している場合はその家屋に住み着いている可能性が高いです。

クロアリの場合は家屋を傷つけることはないので問題ありませんが、シロアリの場合は食害があるので専門業者を入れると安心です。

また、羽アリの対策として効果的なのは網戸を「30メッシュ」のものに替えると確実です。

編み目から小さい虫は以外と侵入してきて、羽アリも例外ではありません。

30メッシュより一回り大きい24メッシュだと、ぎりぎり羽アリが侵入できる大きさになりますので注意が必要ですね。

それに加え、夜間に網戸にしている場合はきっちりと隙間なく閉めて、光が外に漏れないように遮光性の高いカーテンを利用するとぐっと侵入を防げます。

キッチンや浴室の床に隙間があるときはゴムタイプのテープを貼っておくといいですね。

補足ですが、羽アリには「アリの巣コロリ」などの毒餌材は効果がありません。

羽アリは繁殖の役目を担っているので、交尾中は餌を食べない性質があります。

まとめ

・羽を落とすのはシロアリ。

・社会性のあるシロアリは根絶しないとまた巣をつくられてしまう。

・自分で駆除するときは掃除機が最適。

・殺虫剤は忌避剤が入っているので羽アリを逃がしてしまい駆除が大変になる可能性がある。

羽アリを見ると「気持ち悪い!」とすぐに駆除してしまいますが、シロアリかクロアリか見極めないと食害が起こったりして大変なのですね…。

小さい虫とはいえ、見ているだけでも気持ち悪いので殺虫剤を撒いてしまいたいですが、我慢して掃除機を使って駆除しましょう。

羽アリが侵入してこないように対策をしておくと楽ですね。

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