夏から秋にかけてはスズメバチの危険シーズン…。
スズメバチが活発に活動しはじめる時期にそろそろ突入しますね。
いつの間にか自宅の軒下に巣を作られてびっくりする人もいるのではないでしょうか。
見つけたらすぐに処分してしまいたいけど壊した後、すぐに捨ててしまうのは危険?蜂の巣を壊した後の蜂はどうなるの?といった疑問にお答えします。
スズメバチの巣の適切な駆除方法
スズメバチの巣は5月ころから作られはじめます。
巣を作り始めて1ヶ月程度は巣の中には女王バチと幼虫しかいません。
また、スズメバチといっても種類がさまざまいるので軒下に巣を作る種類もいれば、天井裏や床下、土の中など多種多様な巣の形態をしています。
女王バチは攻撃をしてこないので、巣を安全に壊すにはこの期間に発見できれば安全で簡単です。
1ヶ月を過ぎて暖かくなってくると働きバチが増えて攻撃性が出てきます。
巣に危険が及ぶと攻撃されます。
基本的に、働きバチが出てくる季節は巣の駆除を素人がやるべきではありません。
というのも、自分だけではなく近隣住民に攻撃される恐れがあるからです。
しかしスズメバチの巣ができることで近隣住民や自分たちにも危害が加わる可能性もあります。
そういったときは各地方自治体や、賃貸ならば大家や仲介業者に相談するといいですね。
そういったところは無料で巣の駆除を行ってくれるところも多いです。
有料で専門業者に頼む場合は5,000円ほどかかるかと思います。
危険が及ばない場合はあるの?と疑問もあるかもしれません。
スズメバチはにおいや音、行動で人間を覚えることができるそうです。
そのため、巣を作った家の住民はめったに攻撃しないといわれています。
中途半端に巣に攻撃することでそれも覚えられてしまう可能性があります。
そうなると積極的に攻撃されかねないので、各地方自治体や業者に頼んだ方が安心ですね。
駆除をするなら徹底的に駆除しきらないと近隣住民へ被害が及ぶ可能性があるので注意しましょう。
巣を壊した後のスズメバチはどこに?
スズメバチの巣を壊して安心していたけど、すぐに同じ場所に巣を作られてしまった経験はないでしょうか?
スズメバチには帰巣本能があるので、巣を壊しても生きていたスズメバチが巣の修復をはじめることも多いです。
そのため、巣の駆除をする際は周囲に飛んでいるスズメバチもしっかり駆除してください。
女王バチが生きていた場合は次の巣を作るために逃げます。
働きバチは行き場を失い、その場をうろうろとします。
このときの働きバチは気性が荒くなっているので家主や近隣住民関わらず、近くを通った人たちを刺してしまう恐れがあります。
巣を壊した後は周囲に飛んでいる蜂は放置せずに駆除をしておくのがマナーです。
自分で蜂の巣を壊したい!
各地方自治体や業者に頼むと土日祝日は対応していなくて時間がかかって心配などの声もあるかと思います。
おすすめはしませんがもちろん自分でも蜂の巣を壊すことは可能です。
最近ではスズメバチの危険シーズンになるとホームセンターでも蜂撃退スプレーが1,000~1,500円ほどで売られていることが多いです。
そういったスプレーを購入していた方が安全に駆除ができます。
蜂撃退スプレーは噴射して1秒ほどで蜂は落下してしまいます。
確認すると即死しているのがわかります。
スズメバチの巣を壊す際はほとんど活動していない夜間や明け方にするようにしましょう。
人も少ない時間帯なので近隣住民へ攻撃される可能性も減るのでマナーとして時間帯は気にしましょう。
蜂撃退スプレーを蜂の巣にかけて多くのスズメバチが死んでいるのを確認したら周囲に飛んでいるスズメバチにも噴射しておきます。
数十分ほどしてスズメバチの姿が確認できないようであれば、改めて巣にスプレーを噴射します。
ここで蜂の巣に動きがないようであれば棒などで巣を叩き落してゴミ袋に入れます。
蜂の巣は燃えるゴミとして出せます。
このときにビニール袋やゴミ袋を2重にして口を固く結ぶとより安全です。
また、蜂の巣を落としたときに蜂の巣の破片などが軒下などに残っていると、他のスズメバチが巣を作りやすと言われています。
水や棒などを使ってしっかり根元まで残さずに処理しておきましょう。
まとめ
・スズメバチの巣の処理は5~6月ころにやっておくと安全。
・巣を壊したら女王バチは他へ逃げ出し、働きバチは行き場を失って巣の近くに残る。
・自分で巣を駆除したい場合は蜂撃退スプレーが大事。
蜂の巣ができやすい家というのがやはりあるようです。
自宅に毎年スズメバチやアシナガバチ、トックリバチの巣などの巣が何回もできてしまうのでそのたびに業者を呼ぶのは億劫で自分で撃退してしまいます。
自分で駆除をする際に一番怖いのは周囲への影響。
必ず周囲を見て、自分で駆除をしても影響がないかを考えてから駆除を行ってください。