庭にリンゴの木を植えたいけど虫が心配…という人は多いのではないでしょうか?

しかし一体どんな虫が住んでいるのか知らない人も少なくないかと思います。

すでにリンゴを育てていて虫がついてしまって困っている人もいるかと思います。

リンゴの木にはどんな虫がつく?

発生原因と駆除方法は?

リンゴの木に住み着きやすい病害虫の生態や駆除方法をご紹介します。

リンゴの木につく虫

果樹のなかでもリンゴやモモの木にはたくさんの害虫に寄生されやすいそうです。

果樹栽培は害虫との闘いともいわれています。

「ナシヒメシンクイ」「モモシンクイガ」「カネタタキ」「キンモンホソガ」などがリンゴの木につきやすい虫です。

この他にもハダニ類、アブラムシ類、コナカイガラムシ類、ハマキガ類といった多種多様な虫がつきやすいです。

このなかでもナシヒメシンクイ、モモシンクイガはリンゴの木に対して大敵とされています。

果実に侵入して害を与えたりするので、せっかくのリンゴがだめになってしまうことも…。

虫に対してどういった対処法・駆除法が適切なのか見ていきましょう。

りんごにつく害虫の生態と虫別の対処法

ナシヒメシンクイについて

「ナシヒメシンクイ」は体長10~15mm程度の蛾の仲間で、バラ科の果樹に住み着きます。

北海道から九州まで分布しており、本州は4~9月ころ出現、寒冷地では年2~3回発生します。

幼虫は新芽に潜り、根元に向かって食い進みますが果実がなるとそちらに移って食害をします。

果樹園では防除を行いますが、家庭菜園などで見つけたらそこを手で摘み取ります。

手間ではありますが、被害を増やさないために果実ひとつひとつを袋に入れておくのも効果的です。

サイアノックス水和剤、スプラサイド水和剤、ダイアジノン水和剤、アディオン乳剤といった薬剤が効果的です。

モモシンクイガについて

「モモシンクイガ」は6~8月に出現しますが、だらだらと発生するため防除を頻繁に行わなければなりません。

成虫の寿命は7日程度で、成虫の羽化は3ヶ月もかかります。

幼虫は果実に潜るため、通常の薬剤では駆除できません。

羽化が認められる時期に定期的に殺虫剤をまきますが、蛹と幼虫は土のなかにいるので殺虫剤が効きません。

被害があった果実はすぐに取り除きます。

被害が減らない場合、7月上旬ころにスミチオン乳剤1000倍液をまきます。

カネタタキについて

「カネタタキ」はコオロギの仲間で、体長9~15mm程度。

成虫は8~12月にかけて出現します。

夜行性で、オスはチッチッチッといった鳴き声をあげます。

カネタタキは小さく素早い虫なので殺虫剤はなかなかあたらないようです。

そのためゴキブリホイホイを木の周辺に設置しておくのが効果的といわれています。

カネタタキは雑食性ですが、ナスやキュウリを特に好むのでゴキブリホイホイのなかに入れておくとより効果的に捕獲できるかと思います。

家に入ってくる可能性があるので自宅の窓やドア付近にゴキブリホイホイ置くのは避けます。

キンモンホソガについて

「キンモンホソガ」は体長4mm程度で、幼虫は葉の中に入り込み、葉を食べます。

大発生するとりんごの育ちが悪くなり、糖度が落ちてしまいます。

葉がまだら状に白くなっているとキンモンホソガに侵入されている可能性があります。

キンモンホソガは天敵が多いため、天敵に効く殺虫剤の使用は避けます。

キンモンホソガにはネオニコチノイド系殺虫剤が最も効果的です。

ネオニコチノイド系殺虫剤はキンモンホソガの天敵に効果は少ないため、リンゴ園では広く使用されています。

リンゴの木がかかりやすい病気

リンゴの木は「うどんこ病」「黒星病」「斑点落葉病」「黒点病」「炭疽病」などの病気にかかりやすいです。

リンゴ栽培において病害虫の発生は果実の収穫量や品質に大きく影響を及ぼすので、虫だけではなく病気も対策していきたいですね。

病気になってしまった部分は都度摘み取って破棄します。

リンゴの木がかかりやすい病気を病原別に見ると、菌類が原因となるものが52種類、細菌性2種類、ウイルス性2種類、ウイロド性2種類、線虫性3種類となっています。

大半が菌類性なため、病気にかかったものを放置したり、摘み取ったものを放置してしまうと胞子が飛んで被害が拡大する可能性があります。

リンゴの木は多種多様な病害虫の被害にさらされやすいです。

薬剤だけではなく、日々観察して手を加えることが大切です。

まとめ

・「ナシヒメシンクイ」「モモシンクイガ」「カネタタキ」「キンモンホソガ」などがリンゴの木につきやすい虫。

・「うどんこ病」「黒星病」「斑点落葉病」「黒点病」「炭疽病」などの病気にかかりやすい。

・薬剤をかけるのは被害が広がりすぎたときにして、軽症なときは手で直接摘んだり袋かけをするのがいい。

リンゴの木は比較的寒さにも強いので日本中どこでも育てられ、庭木としてリンゴの木を植えている家庭も多いかと思います。

我が家でも小さなリンゴを育てていましたが、1~2年目は特に何もしなくても病害虫の被害がなかったので気を抜いていたら3年目にうどんこ病にかかってしまい育たなくなってしまいました。

気を抜かずに日々観察・管理することが大切ですね。

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