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ナメクジの駆除といえば塩が定番。

梅雨時期になるとぬめぬめとしたナメクジたちが大量発生ということも…。

さくっと駆除してしまいたいですね。

調べてみますとナメクジの駆除にはさまざまな方法があるようです。

 

そのなかでも目を引くのはコーヒーなどの食品を使った駆除方法。

果たして効果はあるのでしょうか?またどういった使い方をするの?などの疑問にお答えします。

ナメクジの生態・特徴とは

 

そもそもナメクジの生態・性質とは?

カタツムリの親戚?という程度の認識をしている方は多いのではないでしょうか。

駆除方法を理解するために、どんな生き物なのか確認してみましょう。

 

ナメクジは軟体動物門・腹足網・有肺亜目・柄眼目に分類されます。

ちなみにカタツムリは軟体動物門・腹足網に属する巻貝の一種だそうなのでアワビなどの仲間だそうです。

一部の界隈ではナメクジは害虫だからまずい、カタツムリは貝の仲間で食用されているし美味しいと言われているそうです…。

 

ナメクジは「カタツムリの殻が退化してなくなった種類」と「ナメクジ科に属する種類」に分けられるそうです。

つまりカタツムリが生物として進化するために環境変化に応じて自らの機能を取捨選択して現在のナメクジ状に変態したものと、純粋にナメクジ科に属しているナメクジに分かれているようです。

 

ナメクジの身体は90%以上が水分といわれています。

そのため塩や砂糖といった、水分を排出させる作用のあるものをかけると溶けていきます。

また、完全に溶けきる前に水を与えると復活できるそうです。

 

そんなナメクジですが、虫などと同じく好き嫌いはあるのでしょうか?

ナメクジは小麦と酵母を好み、銅イオンを嫌うそうです。

最近では銅イオンを発してナメクジを寄せ付けない装置もあるそうです。

ナメクジをコーヒーで駆除できるの?

 

高濃度のカフェインはナメクジやカタツムリといった軟体動物に神経毒としての働きが認められるという論文が海外の雑誌に掲載されました。

ナメクジの駆除には通常、メタアルデヒドじゃメチオカーブを配合した薬剤を使いますが、アメリカでは食用作物にそれらを使用するのは禁止されています。

そのため、高濃度のカフェインを葉面に散布したり、肥料に混ぜることでナメクジを駆除または忌避できると発見したそうです。

 

ナメクジを駆除するときはコーヒーを人が飲むときよりやや薄めにしてナメクジにスプレーすると効果があるそうです。

大きなナメクジでも1~2%程度のカフェインを噴射することで死に至らしめることができるようです。

野菜などにナメクジが直接張り付いていると、薬剤で駆除するのはためらわれますね。

 

また、コーヒーをドリップしたあとのカスを土に撒いておくと忌避剤の役割も果たすそうです。

野菜や草木の周辺に事前に撒いておけばナメクジがよってこなくなるので安心ですね。

ナメクジはわずか0.01%の濃度のコーヒーでも認識し、寄ってこなくなるそうです。

 

コーヒーはその他の害虫に対しても効果があります。

家庭菜園などでは余ったコーヒーやカスを使えば手軽にお金をかげずに食害を防ぐことができますね。

コーヒー以外でナメクジを駆除する方法

 

ビールで溺死させるという方法もあります。

ナメクジはビールや野菜くずのにおいに釣られるのでそれらを庭の隅においておびき寄せます。

その隣に置いた容器にビールを入れておくと容器に入って溺死します。

量が少ないと飲み逃げされてしまいますし、最大3cm程度のナメクジにしか効果がありません。

広範囲に置くとお金がかかりすぎるのが難点です。

 

塩と砂糖で水分が排出されると前述しましたが、焼酎や酢、胡椒でも同様の効果が得られます。

しかしナメクジは身体に刺激を受けると粘液を出しながら逃げてしまうので、残された粘液をナメクジが死んだ跡と勘違いしてしまうこともあります。

また、水をかけると復活するので完全に死に至らしめたかは観察していないとわかりにくいかもしれません。

また、塩は野菜や草木には害になるので直接散布することができません。

ナメクジの特徴と駆除法まとめ

 

 

・ナメクジは殻が退化していったカタツムリも含まれる。

・コーヒーはナメクジにとって神経毒の作用がある。

・コーヒーの残りを草木に直接散布してもカスを土に混ぜても効果がある。

 

無農薬でしっかりと効果があるのは嬉しいですね。

忌避剤としてもコーヒーは使えるのでナメクジが発生する前から撒いておくといいかもしれません。

値段もお手頃で広範囲にも行えるコーヒーでの駆除は覚えておくと便利ですね。

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