部屋の掃除をしていたら小さい虫が!なんて経験ありませんか?
夏場に屋内に現れる厄介な害虫はゴキブリだけではありません。
私が沖縄に住んでいた頃は屋外にもわんさかゴキブリがいて毎日目にするほどでした。
虫たちにとって湿度の高い場所は最高に過ごしやすいようです。
夏場に向けての虫対策、きちんとしていますか?
気づいたら大量位発生…。家に茶色い虫が!
どこからともなくブンブン飛び回る小さい虫。蚊でもないしハエほど大きくない…。
殺虫剤を空中に振りまくのって、お子様がいる家庭だとできないですよね。
いまでは「虫コナーズ」とか網戸にスプレーすることで虫の入口をシャットするものがたくさん出ています。このようなものを活用するのもひとつの有効手段。
キッチン周りを中心に繁殖する虫のようですが、これってなんという虫なのでしょう?さすがに放置は良くないとわかりますが、人間にも害はあるのでしょうか。
この虫、何の虫?害はあるの?
実はこの茶色い虫、「シバンムシ」という虫。
赤褐色でぷっくりしており、体調2~3mm程度のもの。乾燥植物質のモノを好み、乾麺、菓子類、穀類、ペットフードなど幅広く食害します。畳や壁紙にも発生する割と厄介な害虫です。
たとえ食品類にビニールや新聞紙で包んでいたとしても、齧る力が非常に強いため、穴を開けて侵食してきます。
また畳床に発生するシバンムシにはシバンムシアリガタバチという、アリの形をしているハチの仲間の虫が寄生し、成虫になると人を刺すこともあるので早めの退治が必須!
しかもシバンムシ、5~11月が活動活発シーズン。暖かい部屋だと1年中いるそう。
この虫の駆除ってどうすればいいの?
シバンムシの駆除方法!
述べたように、シバンムシの餌は主に乾燥植物質のもの。乾麺や干し椎茸、小麦粉、乾パンが主に温床になっているかも。
食べ物に繁殖している以上、殺虫剤は絶対に使えませんよね。一番効果的なものは、繁殖している食べ物ごと捨ててしまうこと!
シバンムシの餌ごと駆除する方法が一番手っ取り早く効果的。
じゃあこの季節どのように食品を保存すればいいの?すべて冷蔵できるものでもありませんよね。
ネットを始め、シバンムシ用のフェロモントラップが数多く販売されています。
シンク下や食品を保管している棚などにこれをセットしましょう。口コミで見る限り、本当に効果があるようです!
ビニールや新聞紙がダメだとしたら、タッパーに保管するのもひとつの手です。
ジップロックなどはもしかしたら突破されちゃうかもですね…。
いずれにしろ夏場はきちんと直品の消化と定期的にチェックしておくことが大切です。
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シバンムシの見分け方
駆除の仕方はわかった…だけどシバンムシではなさそうな虫も繁殖しやすいのがこれからのシーズン。食品に来るものと、衣服に来るものなど、私たちの身の回りには多くの屋内害虫が存在しています。
メジャーなものの見分け方を知っておきましょう。
【シバンムシ】
サイズ:2~3mm
生殖場所:台所、シンク下など主に食品周り
見た目:赤褐色で丸みがある。カブトムシのメスを小さくしたような形。
【チャタテムシ】
サイズ:1~2mm
生殖場所:カビ、ホコリ、本棚
見た目:ダニより少し大きく、シロアリのような見た目。
本など紙類に小さな虫が走っていることありませんか?こいつです。ツメダニという人を刺すダニの餌になるのでしっかり駆除しましょう。
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【カツオブシムシ】
サイズ:2.5~3mm
生殖場所:タンス、クローゼット、キク科の花
見た目:テントウムシのような丸い形。黄色っぽくまだら模様のものと黒色のものがいる。夏場しまっていたセーターが冬になってみてみたら穴があいている!なんてことありますよね。繊維が大好きなこの虫の仕業。幼虫が主に衣服を食べてしまうので、模様替えの時は防虫剤をきちんと利用しましょう。
私も夏場の模様替えで冬物衣類をしまうときは必ず防虫剤を衣装ケースに複数個いれています。これだけでぐっと虫食いが減りました。
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家の中にはまだまだ害虫がいるかもしれませんが、よく見かける害虫はこちらではないでしょうか。言わずもがな、ゴキブリは触覚と羽に縞があるものですね。
どの害虫も卵を多く産むのでいかに防虫対策を取るかが鍵になりそう。
まとめ
・食品周りに繁殖する茶色い虫は「シバンムシ」
・対策と駆除策は「餌の排除」
・食品の管理にひと工夫
・似た害虫が多く、それぞれ対策が必要
夏、害虫が過ごしやすいシーズンになってくる時なので、過ごしにくい環境をつくりましょう!