夏真っ盛りの今日この頃、虫が増えてきましたね。
家の中にも虫がやってきてあまりの多さにげんなりしながら、殺虫剤を撒く人も多いです。
一体どこからこんなに来るのでしょう?
玄関から人が出入りするときに一緒に侵入するんでしょうか。それも正解です。
一番は庭に面した窓です。庭に集まってきた虫が室内の人間に気づいて、隙間から部屋に侵入してくるパターンです。
つまり庭に虫を寄せ付けなければ、家に入ってくる量も減らせるのです。
それにガーデニングのときやビニールプールで遊ぶときや花火遊びをするときも、庭の虫は避けたいです。
どうすれば害虫を気にせずに庭に出られるでしょうか。
寄せ付けない安全な方法をまとめたので、ご紹介します。
水たまりを減らしてボウフラを避ける
蚊の幼虫のボウフラは、流れない水際や止まった水面に成虫が卵を産み付けて孵化したものです。卵が孵化して成虫になるには10日から二週間程度あれば十分です。
つまり、水たまりを放っておかずに減らせば蚊の減少に一番効果があるのです。
壊れた雨どいに残った雨水も、放置したタイヤの中の雨水も、水耕栽培していた苔の水槽も、ホースの中に残った水道水も、ボウフラの住み処になります。
たまった水は捨てて使わない容器は片付け、壊れた雨どいやホース周りも水がきちんと流れるようにしましょう。
虫は夜の光源が大好き!夜は光を漏らさないようにする
虫は夜は月を頼りに飛ぶ「走光性」という性質を持つものがいます。
駐車場のライトにも気をつけましょう。光の量が多い方に向かってバランスを取って飛ぶので、ライトの光が強すぎて集まってしまいます。
家の窓とカーテンも閉めないと家の明かりに虫がよってきます。
庭に何かライトを置いているなら夏の夜は使用しない方が虫が寄ってきません。
どうしても夜に明かりが必要なら、誘虫灯や電撃殺虫器などを使えば駆除できます。
虫が苦手なハーブを育てる
シロバナムシヨケギク
金鳥でおなじみの蚊取り線香・殺虫剤・アースノーマットの原料となる白い花で「防虫菊」の異名があります。ピレスラムやピレスルムとも呼ばれます。
種から育ちます。プランターや鉢植えでも栽培できますが、背が高くなるのでいずれは庭に直植えするのがおすすめです。肥料がいる少し繊細な花です。
カレイソウ
防虫効果の高い植物です。ゼラニウムの仲間で、ニオイゼラニウムやセンテッドゼラニウムやカトリソウとも呼びます。網戸のない国では窓際の虫除けとして置かれる代表です。
鉢植えやプランターでも育ちますが、庭の土に直植えしても育ちます。
比較的育てるのも簡単で人間にはいい香りなのでおすすめです。
ユーカリ
虫が嫌がる臭い成分シトロネラールを含むハーブです。すうっとする湿布薬のような香りでお馴染みですね。
特にレモンユーカリという品種が虫除け効果が高いです。
大きく育つので庭だと何メートルにもなりますが、寒さに弱いので日本の庭には適しません。冬越しを考えるなら、鉢植えやプランターがおすすめです。
乾燥には強くてあまり肥料も必要ありません。
葉を加工して手作りオイルも生成できます。
タンジー
夏に黄色い花を咲かせる丈夫なハーブです。日本では蓬菊(ヨモギギク)とも呼ばれます。
蠅除けや蟻除けとして効果があり、人間でも食用にならないほど毒性が強いです。
観賞用の薔薇などを栽培するときに周囲に植えておくと、隣りの花のアブラムシなども防ぐのでガーデニングとも相性がいいです。
関連サイト:【必読】ハーブ栽培の防虫対策の方法&おすすめ防虫対策グッズ5選!-お茶ラボ-
庭に出るときの防虫方法
虫除けスプレーや蚊取り線香や防虫グッズ以外の方法をまとめました。
ハッカ油を撒く
服の上からかけたり、庭の隅に原液をスプレーしたりすると即効性が出てしばらく虫除けになります。原液はプラスチックを溶かしてしまう強さがあるので、水で薄めて使うのも手です。
室内でも使えるのでスプレータイプは常備しておくと便利です。無添加のものは食用になるので料理にも使えます。
扇風機を回しておく
庭作業しているときに室内からコードを引っ張ってきて、扇風機を稼働しておきます。
小さな虫は簡単に吹き飛ばされてしまうので自分に向けておけば防虫になります。
防虫できる上に涼しいのでおすすめです。庭で遊ぶときにどうぞ。
また、室内から外に向けて扇風機を稼働しておくと窓から虫が入れなくなります。
庭に虫がでないようにする方法まとめ
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水たまりを減らすと蚊が繁殖しない。
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夜は光源に虫がよってくるので、明かりは誘虫灯や電撃殺虫器を使う。
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シロバナムシヨケギク・カレイソウ・ユーカリ・タンジーなどのハーブを植えると虫がよってこなくなる。
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庭に出るときは、虫除けスプレーや蚊取り線香を使うほかに、ハッカ油や扇風機でも虫を防ぐことができる。
環境を整えれば虫除けしやすくなります。
周りのものをうまく使いたいですね。